「ブラウンさんのネコ」スラウォミール・ウォルスキー作 ヨゼフ・ウィルコン絵
いずみちほこ・訳(セーラー出版) ある日ブラウンさんのうちにやってきたくしゃくしゃの子ネコ。 ブラウンさんは一目で気に入って抱き上げた。 ネコの名前は「とら」にした。こげ茶色の縞模様だったから。 ブラウンさんととらは大の仲良しになった。 でもとらはどんどん大きくなる。 とうとうベッドからもはみ出しそう。 ある朝、とらの黄色い身体と黒い縞模様を眺めながらブラウンさんは気が付いた。 「本物のトラだったんだ!」 大きなトラとは暮らせない。 ブラウンさんはとらを動物園に預けたり、 サーカスに入れたり… でもとらは、ブラウンさんから離れられない。 途方に暮れるブラウンさん。 そうだ! 庭で暮らせばいい! ブラウンさんは夜になるととらを連れて散歩に出た。 すると、信じられない事が起きた。 あちらこちらからやって来るのは…! 表紙のトラネコちゃん可愛いです♪ ネコがどんどん大きくなってハラハラ。 トラだと分かってびっくり! ブラウンさんと別れそうになるとらの運命にドキドキ。 最後はとても愉快、そんなお話です。(2012/08/15) |