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〜〜 紙芝居☆覚書き(1) 〜〜


以前から興味のあった紙芝居。
紙芝居を演じる機会があれば、挑戦したいと考えています。
そこで、超初心者(と言うより、ほぼ未経験者)の立場から演じやすそうな紙芝居を探してみました。

・ページめくりが難しくない。(複雑な『抜き』がない)
・登場人物が少ない。
・12場面。
・6分前後
・年中〜低学年向きの昔話。
・乳幼児向けの参加型。(8場面程度)
・B4判

という訳で、図書館で色々借りています。
以下、覚書きです。(2014/03/29記)〜まだ増えるかも…

※時間について。
舞台を使用せず、ざっと一通り声に出して読んだ時間です。参考程度に。
舞台を使用すると、1〜2分程度プラスになります)


※物語のラストまでをご紹介している場合があります。
ネタバレNGの方は、ご注意下さいませ。


   ※タイトルクリックで紹介欄へジャンプします。(☆印は購入済み)

   01.ねずみきょう
   02.おまんじゅうのすきなとのさま
   03.ふるやのもり
   04.おとうふさんとそらまめさん
   05.いたずらぎつね
   06.ころころじゃぽーん
   07.はい、タッチ
   08.なすおばけ
   09.おにぎりなっぱ
   10.でてきた なあーんだ?
   11.なしとりきょうだい
   12.おなべとことこ
   13.七どぎつね
   14.においのおねだん
   15.ニャーオン
   16.あっぷっぷー
   17.おじいさんとおばけ
   18.おふろにいれて
   19.おばけのゆきがっせん
   20.サルとカニのもちつき



01.ねずみきょう 」B4判12場面
 武士田忠・脚本 渡辺有一・絵 松谷みよ子・監修(童心社)

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 偽物のお坊さんから偽のお経を教えて貰ったおばあさん。
 ある日、泥棒が家に忍びこんだが…
(約6分30秒)

・登場人物:4人
 (おばあさん・おぼうさん・どろぼう×2)

 子供の頃から好きだった昔話。
 優しい雰囲気のイラスト。
 「オンチョロチョロ」の調子が良く、読みやすい。

☆購入済み。

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02.おまんじゅうのすきなとのさま」B4判12場面
 日下部由美子・作 篠崎三郎・絵(童心社)



 おまんじゅうが大好きな殿様。
 大きなまんじゅうを作るよう饅頭屋に命じるが…
(約6分30秒)

・登場人物:3人
 (とのさま・まんじゅうや・てんぐ)

 コミカルなイラスト&愉快なストーリー。
 「おまんじゅう、おおきくなれ、なれ」
 「ぷくぷく ぷわーん」の繰り返しが面白い。

☆購入済み。

・原話「語り聞かせのためのむかしばなし集」
 村上治夫・著(黎明書房・1985年刊)

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03.ふるやのもり」B4判12場面
 水谷章三・脚本 金沢佑光・絵(童心社)

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 子馬を盗もうと一軒の家に入った馬泥棒とオオカミ。
 この世で一番恐ろしい「ふるやのもり」の話を聞き…
(約8分)

・登場人物:5人
 (じいさま・ばあさま・おおかみ・馬どろぼう・さる)

 子供の頃から好きな昔話。
 絵本は何冊か持っているが、紙芝居もいつか挑戦してみたい。
 登場人物が多く、ページめくりがやや難しい。

☆2023/11購入

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04.「おとうふさんとそらまめさん」B4判8場面
 松谷みよ子・作 長野ヒデ子・絵(童心社)


 おとうふさんとそらまめさんは大の仲良し。
 ある日二人が歩いていると、小川に丸太の一本橋が掛かっていた。
 初めに渡ったのはおとうふさん。
 ブルブル震えるおとうふさんを見て、そらまめさんは大笑い。

 次にそらまめさんが渡るが、踏み外して落下! 頭を怪我してしまう。
 お医者さんは、黒い糸でそらまめさんの頭を縫ってくれた。
 だから、ソラマメの頭には黒い部分があるのですって。
(約3分少々)

・登場人物:3人
 (おとうふさん・そらまめさん・お医者さん)

 「ソラマメの頭の黒い部分」の由来話です。
 ちなみに、この部分は「お歯黒」と言うそうです。

 おとうふさんが、とても可愛い♪
 お医者さんの場面はちょっぴり怖い…。
 でも、ラストは二人とも嬉しそうです。
 小さいお子さん向け。

☆2014/04購入。

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05.いたずらぎつね」B4判12場面
 桜井信夫・脚本 藤本四郎・絵(童心社)

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 檀家からの帰り道、酔っぱらったおしょうさんは、
 おみやげのご馳走をキツネに取られてしまう。
 こぞうさんは、一計を案じてキツネを捕まえることに成功する。

 だが、本堂の中できつねは逃げ出し、ご本尊様に化けてしまう。
 さあ、どちらが本物の仏様なのか…?
(約5分30秒)

・登場人物:3人
 (おしょうさん・こぞうさん・きつね)

 頓智話がダブルで楽しめます。
 絵本の「ずいとんさん」も、似たような展開ですね。
 ページめくりと声の使い分けがやや難しく感じましたが、挑戦したいです。

☆2014/04購入。

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06.ころころじゃっぽーん」B4判8場面
 長野ヒデ子・作/絵(童心社)

 赤ちゃん〜未就園児。わらべ歌紙芝居。
 お芋がころころ転がってきます。

☆購入済み。

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07.はい、タッチ」B4判8場面
 とよたかずひこ・作/絵(童心社)

 ねこさんやくまさんやへびさんたちが「タッチ!」をします。
 とても可愛い紙芝居で、にこにこ笑顔になります♪。(2014/09/11記)

☆購入済み。

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08.「なすおばけ」B4判12場面
 新井悦子・文 大野八生・画(教育画劇)

 、町外れに大きな松の木があった。
 村人が通り掛かると、巨大なナスやキュウリのお化けが現れ、
 人々を驚かしていた。

 そこへ、一人の侍が野菜の化け物退治にやってきた。
 ナスのお化けが現れると、ドスドスと蹴飛ばす。
 キュウリとカボチャのお化けが出てきても、
 片っ端から蹴飛ばしてしまう。

 ついに化け物は消え、松の木の根元から声がした。
 「実は私は小判。ここから掘り出して、
 勇気のあるお侍さんに使ってほしい」と。

 お侍さんは村人を呼び地面を掘ると、
 小判がザクザクと出て、みんな大喜びしたとさ。
(5分半)

・登場人物:
 (村人・侍・野菜の化け物たち・小判の声)

 巨大な野菜のお化けという、荒唐無稽さが好き。
 文章も読みやすく、特に野菜とお侍さんの掛け合いが面白い!
 ページを半分だけ抜く箇所がいくつかあるので、少し難しい。

※群馬県の民話

 セット販売のため、この作品のみを入手するのは困難と思われます。
 演じる時には図書館で借ります。でも欲しい〜!(2014/04/23記)

 ☆購入(2014/05)〜セット販売のためあきらめていましたが、
 ネット通販でバラ売りをしているサイトを見つけました。

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09.「おにぎりなっぱ」B4判12場面
 野村たかあき(童心社)


 浅間山には正直で優しい鬼がすんでいた。
 少し離れた白根山にすむ鬼は暴れん坊。

 白根の鬼は、浅間山を自分の陣地にしようとしていた。
 それを知った浅間の鬼は、村人たちに安全な土地に逃げるように言った。
 村人たちは、「腹が減っていてはケンカが出来ない」と、
 ありったけの食べ物を持ってきて浅間の鬼に食べさせた。

 やがて白根の鬼がやってきて、大地を揺るがす壮絶な戦いが始まった。
 そして…
(6分)

・登場人物:
 (浅間山の鬼・白根山の鬼・村人)

 戦いは浅間の鬼の勝利で終わります。
 その後、浅間の鬼は、村人たちと一緒に荒れ果てた畑の片づけをします。
 浅間の鬼はちぎれた菜っ葉を丸めて、
 「おにぎりみたいな菜っ葉ができればとりやすかろう」と言って、
 カンラカンラと笑います。
 これが「甘藍(かんらん)」、キャベツの始まりだそうです。

 作者の野村たかあきさんは、群馬県在住の作家さん。
 群馬県嬬恋村の高原キャベツの畑をご覧になった時に、
 こちらのお話の構想を得られたそうです。
 壮大で、温かくて、愉快な創作民話です。(2014/09/19記)

 ☆2014/09購入。

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10.でてきた なあーんだ?」B4判12場面
 やべみつのり(童心社)

 1ページ目が丸く切り抜かれています。
 その穴から見えるものを当てっこする紙芝居です。
 最後にちょっとした工夫があります。
 たくさん練習してから挑戦しました。

☆購入済み

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11.「なしとりきょうだい」B4判12場面
 東川洋子・著 池田げんえい・イラスト(教育画劇)

 病気の母親のため、山の奥の山梨をとりに行く三兄弟。
 最初に出掛けた一郎と、次に出掛けた二郎は、
 山のばさまの忠告を聞かず、沼の化け物に呑み込まれてしまう。
 最後に出掛けた賢い三郎は…
(約7分30秒)

・登場人物:
 (母親・三郎・おばあさん・化け物・一郎・二郎)
 鳥・笹・ひょうたん・川・山梨)

 大好きな昔話で、絵本は三冊持っています。
 紙芝居にもいつか挑戦したいです。
 1992年刊。現在は入手困難のようで、非常に残念です。

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12.「おなべとことこ」B4判12場面
 ロシアの昔話 本田カヨ子・作 前田康成・絵(教育画劇)

 一人暮らしで貧乏なおばあさんの為に、
 ピカピカのお鍋が色々なものを持ってきます。
(7分半)

・登場人物:
 (ばあさま・おなべ・お手伝いさん・お母さん・子供・じいさま)

 「おなべとことこ おなべ とこ」の台詞がリズミカルで楽しい。
 ラストは、とてもハッピー。

 楽しいお話なので、機会があれば演じたい。
 1994年刊。現在は入手困難のようです。

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13.七どぎつね」B4判16場面
 桂文我・作 渡辺有一・絵(童心社)

【送料無料】七どぎつね [ 桂文我(4代目) ]

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 お伊勢参りに出かけたきろくとせいはちの二人。
 投げた石が偶然きつねに当った。
 そのきつねは、やられたら七回仕返しをするという、
 「七どぎつね」だった…
(約9分30秒)

・登場人物:多い
 (きろく・せいはち・きつね・お百姓さん×2・尼さん・人々)

 以前、実演を見て面白かった紙芝居。
 台詞が上方言葉なのが私には難しい。
 いつか演じられたら良いな〜
 大人向けでも。

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14.「においのおねだん」B4判12場面
 岡上鈴江・文 和歌山静子・画
 西本鶏介・監修(教育画劇)

 肉屋のおじさんが焼く焼肉は、美味しいと評判だった。
 だが、肉屋の二階の住人が肉を買わずに、
 焼き肉のにおいをおかずにして食事をしていると知り、
 肉屋さんは「においの代金」を請求する…
(約5分30秒)

・登場人物
 (肉屋さん・町の人たち・男の人)

 トンチ話です。
 においの代金の支払い方が面白い!
 大人も楽しめると思います。
 イラストを見ると、日本の民話ではなく、外国が舞台のようですね。
 出てくる食べ物も、焼き肉とパンです。

 昭和52年刊。現在は入手困難のようです。
 そういえば、落語で、ウナギのにおいをおかずに
 ご飯を食べる人のお話があったような。
 ページめくりも難しくはないので、公民館・学童等で演じてみたいです。

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15.ニャーオン」B4判12場面
 都丸つや子・脚本 渡辺享子・絵(童心社)



 赤ちゃん〜未就園児向け。

 子猫のニャーオンがお月様をつかまえようと、奮闘します。
 ラストは、水の中のお月様を見つけて…
(約3分)

 元気なニャーオンが可愛い♪
 ページの抜き方・動かし方など、奥が深い。(2014/08/03記)

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16.「あっぷっぷー」B4判8場面
 武鹿悦子・作 槌田義晴・絵(教育画劇)

 赤ちゃん〜未就園児向け。
 カエル・アヒル・ブタ・モグラさんとにらめっこして遊びます。
 優しい色合いで、とても可愛いイラストです。
 欲しいけど、入手困難?

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17.「おじいさんとおばけ」B4判12場面
 堀尾青史・作 瀬名恵子・絵(童心社)

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価格:1,680円(税5%込、送料込)



◇参考:絵本「ばけものづかい」はこちら(別窓)

 、家賃がタダの貸家があった。
 タダほど安いものはない、と喜んで越してきたおじいさん。

 夜になると不気味な物音がしてきて、現れたのは一つ目小僧!
 おじいさんは怖がりもせず、肩叩きを頼む。

 次の日にやってきたのは、ろくろ首のお姉さん。
 おじいさんはろくろ首に針仕事をさせてしまう。

 さあ、次の日の夜にやってきたのは…?
(約7分)

・登場人物:
 (おじいさん・大家・一つ目小僧・ろくろ首・大入道)

おじいさんにこき使われて、音を上げるお化けたちが可愛い。

絵本の「ばけものづかい」に似ていますが、結末が異なります。
こちらでは、化け物の正体が実は……というオチでした。
対象年齢は絵本よりも高めだと思います。(2014/04/21)

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18.「おふろにいれて」B4判12場面
 瀬名恵子(教育画劇)


 ※紙芝居の表紙画像がないため、絵本の画像です。

 りゅうちゃんがお風呂に入っていると、
 ねこさんやうさぎさんがやってきて、一緒にお風呂に入ります。

 ところが、お化けもきたから、さあ大変…!
(2分)

・登場人物:りゅうちゃん・動物たち・お化け

 お化けはいい子のお化けでした。
 魔法(?)で大きなお風呂にしてくれます。
 ラスト、ゾウさんやキリンさんも一緒に入っているお風呂は
 とても楽しそう!

 全く同じ内容で絵本(ポプラ社より出版)もあります。
 左の表紙画像は絵本のものです。
 紙芝居の方は、りゅうちゃんがお風呂に入っているシーンです。
 (個人的にはネタバレにならない紙芝居の表紙が好きです)
 紙芝居は、現在入手困難のようです。(2014/07/07)

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19.「おばけのゆきがっせん」B4判8場面
 おおたか蓮・作 ひろかわさえこ・絵(童心社)



 寒い冬の日。
 お化けたちが集まって、寒い寒いとぼやいています。

 そこへのっぺらぼうがやってきて、
 雪女があちらこちらを凍らせていて、自分も凍る所だった、と話します。
 お化けたちは、雪女に文句を言いに出掛けます。

 文句を言われた雪女は、猛吹雪を起こします。
 のっぺらぼうは雪女に向かって雪玉を投げますが、
 幽霊にぶつかってしまいます。
 幽霊もすぐに投げ返し、雪合戦が始まりました。

 すっかり疲れて体も暑くなったお化けたち。
 雪女はお化けたちをかまくらに招待します。
 そこにはお餅や甘酒もあって、
 お化けたちはお腹いっぱいご馳走になりました。
(約4分)

・登場人物:
 (雪女・唐傘お化け・ろくろ首・のっぺらぼう・
  幽霊・一つ目小僧・一旦木綿)

 8場面ですが、お話の密度は高いです。
 ほのぼのとした物語です。(2014/08/03)

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20.「サルとカニのもちつき」B4判12場面
 吉田タキノ・文 くすはら順子・画(教育画劇)

 サル太とカニ子が一緒に餅をついた。
 サル太はできた餅を独り占めしようとするが…
(6分半)

・登場人物:2匹
 (サル太・カニ子)

 サルのお尻が赤い訳、カニの爪に毛が生えている訳の由来話。
 現代的な文章。
 2003年刊。現在は入手困難のようです。(2014/04/05記)

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