01.「きつねのつかい」B4判12場面 新美南吉・原作 泉啓子・脚本 篠崎三郎・画(童心社)
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山の動物たちは、毎晩行燈の周りでおしゃべりをしたり 踊ったりしていた。 だが、ある日行燈の油が切れてしまう。 キツネの子が町へ油を買いに行くことになったが…(8分30秒) ・登場人物 (キツネの子・その母親・油屋の主人・猿・鹿・狼・女の人×2・子供) 新美南吉氏の「狐のつかい」の紙芝居版です。 原作ではキツネがお使いに行きますが、 紙芝居版ではキツネの子供が行きます。 そのため、ラストの印象が異なります。 菜の花畑が出て来るので、春のお話です。 ☆2015/06購入 原作との違いが気になりますが、購入しました。 キツネの子がペロペロと油を舐めるシーンが難しいです。 ↑このページの先頭に戻る |
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02.「あめだま」B4判12場面 新美南吉・作 東川洋子・脚色 野村たかあき・画(教育画劇) |
ある春の日。 渡し船に二人の子供を連れた母親と、 怖そうなお侍が乗り合わせた。 一つしかない飴玉を欲しがり、騒ぐ子供たち。 すると、お侍がすらりと刀を抜き、 母親と子どもたちの前にやってきた… ・登場人物: (老人・商人・船頭・侍・客たち・お母さん・男の子・女の子) 脚色があり、原作より長いお話になっています。 大好きな野村たかあきさんのイラスト。大人向けでも。 2003年刊。現在は入手困難のようです。(2014/04/05記) ↑このページの先頭に戻る |
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03.「とりのみじっちゃ」B4判12場面 斎藤純・脚本 宮本忠夫・絵(童心社)
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きれいな声でなく小鳥を飲み込んでしまったじっちゃ。 すると、あら不思議。 美しい音色の「へ」が出るように! お殿様の前で披露し、ご褒美をもらう。 その話を聞いた隣のばさまは…(約6分30秒) ・登場人物:5人+1羽 (じっちゃ・ばっちゃ・とのさま・隣のじさま・ばさま・小鳥) ラストの赤い頭巾がちょっと怖い… ページめくりは難しくはないが、小鳥の台詞回しに悩む。 大人向けでも。 ↑このページの先頭に戻る |
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04.「じいさまときつね」 増田尚子・脚本 二俣英五郎・絵(童心社)
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いたずら好きのじいさまが 昼寝をしていたキツネを驚かして笑った。 用事を済ませてその帰り道、向こうから葬式の列がやってくる。 じいさまは木に登ってやり過ごそうとするが、 列は木の下に止まり、穴を掘って棺桶を埋める。 やがて棺桶の中から死人が現れ、じいさまを追い掛ける…(約6分) ・登場人物:3人 (じいさま・キツネ・死人) ちょっぴり怖くて、ラストはくすっと笑えます。 お化けが苦手なお子さんもいますので、 おはなし会で読むのは少し難しいかも。 私は好きなタイプのお話ですが… ページめくり、やや難しいところがあります。 ☆2016/6購入 おはなし会で読むのには怖すぎるかな〜と思ったのですが、購入しました。 ↑このページの先頭に戻る |
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05.「うなぎにきいて」B4判12場面 桂文我・作 長谷川義史・絵(童心社)
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鰻屋へ出掛けたせいはちときろく。 だが、あいにく料理人がお休みで、ウナギを食べられない。 店の主人にかば焼きを作って貰おうとするが、 主人はウナギを上手く掴めず… ・登場人物 (せいはち・きろく・鰻屋の主人・子供たち・犬・猫) ウナギにつられて、行列が長くなっていくところが面白いです。 関西弁。 テンションが難しそう。 ↑このページの先頭に戻る |
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06.「におうとどっこい」B4判12場面 泉さち子・文 西村達也・画(教育画劇) |
・登場人物:5人 (におう・どっこい・村人・おぼうさん・おばあさん) 日本の大男・におうvs唐の大男・どっこい。 壮大な力比べ物語です。 ちょっとにおうが情けないかも? (三十六計逃げるにしかず、かしら?) お寺の門前に仁王様がいる理由、 重い物を持ち上げる時に「どっこいしょ」と言う由来も。(約5分30秒) ↑このページの先頭に戻る |
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07.「なんにもせんにん」B4判12場面 巌谷小波・原作 川崎大治・脚本 佐藤わき子(童心社)
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たすけは、毎日グータラ・ブラブラ遊んでばかりの怠け者。 ある日小さなツボを拾った。 壺の中から、小さな小さな「なんにもせんにん」という仙人が現れた。 たすけはなんにもせんにんと暮らす事にした。 だが、たすけが怠ければ怠けるほど、せんにんは巨大化し、 ついには家の中にたすけの寝る場所さえなくなってしまう。 困ったたすけは老人からあるアドバイスを貰う… ・登場人物:3人 (たすけ・なんにもせんにん・老人) のんびりしたタイトルですが、ページめくりは難しい。 なんにもせんにんの最後が、少々哀れ。 ↑このページの先頭に戻る |
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08.「とまがしま」B4判16場面 桂文我・作 田島征三・絵(童心社)
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・登場人物 (まっちゃん・たけやん・お殿様・家来・侍・大ヘビ) シュールでスペクタルなお話です。 大ヘビ対大鷲の戦いは、怪獣映画を見るような迫力があります。 侍との戦いのさなか、鼻血を吹き出す大ヘビ。 そして、逃げ出す時の大ヘビの台詞が「ちょっと用事を思い出して…」。 これは実演を見てみたいですね。 ↑このページの先頭に戻る |
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09.「おひゃくしょうさんとえんまさま」B4判12場面 君島久子・再話 堀尾青史・脚本 二俣英五郎・画(童心社)
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お百姓のりゅうじいさんは、とても年寄りだったが、 元気で知恵のある人だった。 閻魔様は「もう死んでも良い年だ」と、 りゅうじいを迎えに赤鬼を使いにやるが… ・登場人物: (りゅうじい・閻魔・赤鬼・青鬼・鬼) 赤鬼も、次にやってきた青鬼も、知恵者のりゅうじいにはかないません。 最後にやってきた閻魔様も、手玉に取られてしまいます。 閻魔様を出し抜く方法と、素直すぎる閻魔様が面白いです。 ↑このページの先頭に戻る |
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10.「ばけものでら」B4判12場面 松谷みよ子・監修 水谷章三・脚本 宮本忠夫・画(童心社)
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旅のお坊さんが化け物が出る寺に泊まる。 現れた化け物たちは、正体を当てろ。 できねば食ってやる、とお坊さんに迫る。 化け物の正体は、寺の床下に捨てられた古道具。 お坊さんは古道具を供養し、化け物は出なくなった。 村人に頼まれてお坊さんはその寺の和尚さんになった。 ・登場人物: (お坊さん・村人・化け物たち) 話は面白く、ラストはほろりとします。 が、抜きが難しい。台詞も難しいかも…(2014/04/05記) ↑このページの先頭に戻る |
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11.「ぬまのぬしからのてがみ」B4判16場面 望月新三郎・脚本 田代三善・画(童心社) |
山の中で道に迷ってしまった若者は、不気味なばあさまから、 山びこの池まで手紙を届けて欲しいと頼まれる。。 そこへ通り掛かったぼうさまが、ばあさまの正体が大蛇であると見破る。 手紙には、「この若者を召し上がって下さい」と書いてあった。 ぼうさまは手紙の文面を 「この若者に宝物を上げて下さい」と書き変えてくれた。 山びこの池の主は、美しい姫だった。 だが、その正体は竜。 竜に二つの宝物のうちどちらが良いか、と尋ねられ…(7分) ・登場人物: (若者・坊様・ばあ様=大蛇・姫=竜) 何でも出て来る小槌ではなく、日照りに困っている村の為に 水が湧き出るとっくりを選んだ若者は竜に褒められます。 この後、村は水に困ることは無くなったそうです。(2014/07/14記) ↑このページの先頭に戻る |
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12.「これはりんご」B4判12場面 中川ひろたか・作 和歌山静子・絵(童心社)
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しりとり&言葉遊び。 ↑このページの先頭に戻る |
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13.「ひよこちゃん」B4判12場面 コルネイ・イヴァーノヴィチ・チュコフスキー原作 小林純一・脚本 二俣英五郎・絵(童心社)
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ひよこの成長をやさしい言葉で描いた紙芝居。 表紙イラストを見て、乳幼児向けの参加型かと思いましたが、 物語でした。 二俣英五郎さんの絵がとてもステキです。 ↑このページの先頭に戻る |
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14.「りょうしとうずら」B4判12場面 インド民話 足沢良子・脚本 横溝栄一・画(教育画劇) |
一羽のかしらを中心に、たくさんのウズラが暮らしていた。 だが、漁師に捕まる仲間がたくさんいて困っていた。 頭は、名案を思い付き、まんまと漁師を出し抜く。 だが数日後、三羽のウズラがけんかをしていると… ・登場人物 (ウズラの頭・ウズラたち・漁師) インドの古い説話集「ジャータカ」から取材した民話とのことで、 イソップ物語のような、教訓的なお話です。 調べてみたところ、小学二年生向けの道徳の教材でした。 (指導の留意点なども記載されています) 現在は入手困難のようです。 ↑このページの先頭に戻る |
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15.「カラスのはねはなぜくろい?」B4判12場面 ギリシャ神話 東川洋子・脚本 きよしげのぶゆき・画(教育画劇) |
昔カラスの羽は真っ白で、アポローン神に仕えていた。 だが、お使いの度に寄り道をし、嘘ばかりつくので… ・登場人物: (カラス・アポローン・羊・水蛇) 「カラスの羽はなぜ黒いか?」。 答えは、「フクロウの染物屋さんと色々あったから」… ではなくて、ギリシャ神話ではこのようになっているのですね。 水蛇の台詞が面白い! カラス座・水蛇座・コップ座の星座の由来話です。 1990年刊。現在は入手困難のようです。 ↑このページの先頭に戻る |
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16.「雪の女王」B4判16場面 ハンス・クリスチャン・アンデルセン原作 稲葉桂子・訳 岩崎ちひろ・絵(童心社)
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岩崎ちひろさんのイラスト&私の大好きなお話なので、借りてみました。 「悪魔の鏡」のパートがカットされています。抄訳。 ↑このページの先頭に戻る |