わらべ歌絵本です。
が………… わらべ歌は、「かわいい」だけじゃない! 本当は怖い――そんなわらべ歌です。 「あのやまこえてかわこえて」松谷みよ子 西山三郎・絵(偕成社) 山を越えて 川を越えて 隣の おこんさ に「あそぼ」と声掛けた。 そしたら、まだ寝てるって。 お寝坊だね。 いくら呼んでも、なかなか家から出てきてくれない「おこんさ」。 まだ寝ていたり、顏を洗っています。 ご飯を食べていたり。 でも、ご飯のメニューが「うさぎとおおかみ」! この辺りで「えええええ…??」ですよね。 おこんさが「今赤い着物を着ているところ」と答える場面では、 何となく、首の後ろがひんやりしました。 ようやく現れた「おこんさ」。その正体とは!? (はい、ここでサスペンスドラマのテーマが流れまーす♪) こちらは絵本ですが、絵本の台詞を使えば実際に鬼ごっことして遊べます。 「あぶくたった」と同じ系統ですね。 ちなみに絵本のラストは、意外にアッケラカンとしています。 この急展開が心地良いです。(2017/01/04) |