「うえきばちです」川端誠・作(BL出版)
私がこの絵本の帯にコピー(宣伝文)を書くとしたら… 「衝撃の問題作! 植木鉢のシュールでホラーな世界に あなたは耐えられるか!?」 でしょうか。 表紙はカントリー調の可愛らしい絵ですが、ダマサレテハナリマセヌ。 植木鉢に植えられるのは「のっぺらぼう」。(きゃあぁ〜〜!) そして、めがでて…、はがでて…、はながでて… 「うえきばちです」は表紙が大人しい絵ですので、始めは大体子供達の反応は薄いですね。 が、「うえきばちがあったので つちをいれて、のっぺらぼうをうえました」と冒頭部分を読み始めた途端、 「え?」「えーー!」「はあ!?」の大合唱となります。 『やったあ! 面白いでしょう!?』とおはなし会の醍醐味を味わう事が出来ます。 一ページめくるごとに子供達は大爆笑! 実は言葉遊び絵本ですので、 途中、言葉遊びのからくりに気が付いて「ああ、そういう事!」という声も上がります。 抱腹絶倒の面白さ。 川端誠氏の大胆で力強いタッチの絵。 ぐいぐい引きつけられてしまう事、間違いない一冊です。 私は小学校の低学年〜中学年で読む事が多いです。 |