「わたしのぼうし」さのようこ(ポプラ社)
お気に入りの帽子を電車の窓から飛ばして、なくしてしまう女の子のお話です。 「飛んでいったのがお前でなくて良かったよ」というお父さん。 アイスクリームを買ってくれるお母さん。 翌日、お父さんは新しい帽子を買ってきてくれます。 でも女の子はその帽子が「自分の帽子ではないよう」でかぶろうとしません。 でも、最後に…… お父さん、お母さん、特にお兄さんの優しさに思わずほろりとします。 淡い色調で描かれた絵柄ですので、多人数の読み語りにはあまり向かないかもしれません。 そのため、私もなかなか読む機会がありません…。すてきなお話なのですが。(2011/07/20) |