◇うみのかくれんぼ◇
「うみのかくれんぼ」吉野雄輔/写真・文(こどものとも年中向き 2007年7月号 福音館書店)
海の仲間たちがみんなでかくれんぼをします。 初めは、ミナミハコフグ君が鬼です。 もう いいかーい まあだだよー もういいかーい もう いいよー イソギンチャクの中には…カクレクマノミさん! 砂の中から目だけ出しているのは…チンアナゴ君! 岩のなかにいるのは…あ! ヒトスジギンポさんだ! 今度はミナミハコフグ君が隠れる番です。 アンコウさんやコクテンフグさんが探しに来ますが、見つけられません。 とうとう、ハリセンボン君に見つけられてしまいました♪ 海の魚たちの美しい写真が、「かくれんぼ」をモチーフに楽しく紹介されています。 どのおはなし会で読んでも、子どもたちは目を輝かせて写真に見入っています。 (少人数のおはなし会向きだと思います) 途中のハナタツ(タツノオトシゴの一種)が隠れているページは、すぐには正解が明かされません。 この答えが裏表紙にあるのが楽しいです。 ここでハナタツのページに戻って、同時に他のページを見直す切っ掛けにもなります。 もう一度見たいお子さんが必ずいいるのですね。 大変美しい海の絵本ですが、ハードカバーにはなっていません。 そして、過去に発売された月刊誌ですので、残念ながら入手は困難です。(2011/09/25) |